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石巻駅

2019.3.28

【観光スポット】石巻市内を一望 「日和山公園」でのんびり過ごす

宮城県石巻市の市街地に、標高56mの小高い丘があります。その頂上にある日和山公園から南を見れば太平洋、北側には旧北上川が流れる石巻の市街地を見ることができます。そんな日和山公園は石巻市の観光スポットとして知られ、お休みの日には市内外から多くの人が集まって家族や友人、カップルでお花見やピクニックを楽しんでいます。

ところで、「日和山(ひよりやま)」は全国に約80箇所もあるのを知っていましたか?江戸時代に日本各地から江戸に向かう千石船が出航するための日和を見たり、航路目標となったりする重要な山だったそうです。日和を見るだけあってとても見晴らしがいいので、天気が良い日にはたくさんの木々や自然の中でひなたぼっこが楽しめます。

今回は、そんな歴史的にも重要な場所である日和山公園でのんびり過ごせるスポットをご紹介します!

■ピクニックスポットでゆっくり、のんびり

http://www.i-kanko.com/archives/97

日和山公園はながらかな丘の上にあり、きれいに手入れされた芝生の上でゆっくりお花見やピクニックを楽しめる公園です。

毎年だいたい4月中旬から桜が咲き始め、遅い年は5月上旬まで桜を楽しむことができます。遊具がいくつかあるエリアもありますが、基本的にはなだらかな芝生の斜面ですので、子どもたちも鬼ごっこやかくれんぼなど安心して遊ぶことができます。

また、公園の一部には昔ながらのお茶屋さんが2軒ほどあり、お団子をいただきながら、のんびり過ごすことができます。夏にはかき氷やラムネ、寒い時期にはおでんなども販売しています。店内での飲食ももちろん良いですが、テイクアウトで自分の好きな景色の中やベンチに座って楽しむのが良さそうです。夏祭りの屋台で見るようなお面も一年中販売しているので、お子さん連れの場合はこちらのお店の前でおねだりされてなかなか動けない、なんていうこともあるかもしれませんね。

そして、お茶屋さんから少し下がったエリアにはフェンスで囲われた動物園の一画のような場所があります。そう、ここには現在アヒルが一羽いるのです。昔は鹿もつがいで飼われていたようで看板の名残がありますが、現在はアヒルが一羽だけ飼われている状況で、水場で浴びをしている姿なども見ることができます。小さいお子さんにとっては、間近で鳥を見られる良いチャンスかもしれません。ぜひ観に行ってみてください。

■鹿島御児神社にお参りをしよう

http://www.i-kanko.com/archives/874

鹿島御児神社には、大きく存在感のある鳥居があります。こちらの神社の起源は西暦780年にまで遡るという、大変由緒ある神社です。東北地方を平定したとされる神様を祀っており、武神(勝利の神)として職業繁栄・悪疫除け・鬼門除け・安産の神・海上安全・交通安全祈願の守護神として信仰されているそうです。地元石巻市民からは昔から地域の神社として愛されており、特に七五三の時期にはに多くの家族連れで賑わいます。

石巻への旅に来たら、ぜひこちらの神社にお参りをしてみてくださいね。きっと素敵な旅となるよう神様も見守っていてくれることでしょう。

■歴史上の人物も実はたくさん訪れていた!?

日和山にはいくつか石碑や銅像があることからわかるように、歴史上の有名な文人が訪れた場所でもあるのです。何人かご紹介しましょう。

まずは『奥の細道』で有名な松尾芭蕉です。日本三景の松島で「松嶋や ああ松島や 松島や」と詠んだことは有名ですが、実は松島から平泉に向かう際に道を誤って石巻に来てしまったそうです。本当は来るつもりがなかったと聞くとちょっと寂しい気もしますが、日和山に登った芭蕉は当時の石巻の様子について「数百の回船が入り江に集まり、人家がひしめくように建っており、炊事する窯の煙がさかんに立ち上っている」と言及しています。きっと想像以上の繁栄に驚きを隠せなかったのではないでしょうか。ちなみに、日和山公園にある芭蕉の銅像は、次の目的地であった平泉の方角を向いているそうです。当時の芭蕉の気持ちに想いを馳せながら、石碑なども読んでみると楽しいかもしれません。

次は石川啄木です。明治35年に、盛岡中学の5年生だった啄木は修学旅行で石巻を訪れ、「砕けてはまたかへしくる大波のゆくらゆくらに胸おどる洋」と詠んだそうです。石川啄木は市街地から牡鹿半島の方へも旅に出ていて、半島部にもいくつか石碑があります。

そして最後は宮沢賢治です。明治45年に中学4年生だった賢治も修学旅行で石巻を訪れ、人生で初めて海を見たそうです。そのときの海の印象を詠んでおり、それも歌碑として日和山に残されています。賢治の出身である岩手県にも豊かな海があるのに、初めて見る海が石巻だったというのには少し驚きますが、当時の交通では内陸の花巻から沿岸部に出るのは難しく、北上川を南下する蒸気船で石巻に出る方がずっと早く現実的だったということでしょうか。

こんな風にかつてこの丘の上から海や川や街を眺めた文人たちに思いを馳せてみると、なんだか見える風景も少し違ってくるような気がします。

■日和山公園 概要

アクセス

■まとめ

いかがでしたか?日和山公園初めて石巻を訪れる人には、ぜひ最初に訪れる場所としておすすめしたい場所です。きっと昔からの街の移り変わりについて考えてみるきっかけになるのではないでしょうか。

おにぎりやサンドイッチを持って、芝生に寝転がってのんびり過ごすのもおすすめです。ぜひご家族やお友達と遊びに行ってみてください。