おでかけ

2018.4.17

【仙台市博物館】伊達家にまつわる貴重な資料や文化財を見に行こう!

仙台市博物館

仙台城の三の丸跡にある「仙台市博物館」。仙台藩と伊達家、支倉常長や慶長遣欧使節に関連した貴重な資料のほか、仙台にかかわる歴史や文化、美術工芸品などの資料を約9万7千点の収蔵している博物館です。

常設展示では約1000点の資料が展示され、伊達政宗が築いた仙台城などに関する展示が充実しているので、仙台観光の際にはぜひ足を運んでもらいたい観光スポットの一つです。

※注:常設展の撮影は個人で楽しむ目的に限られていますが、今回は特別に許可をいただいて撮影・掲載いたしました。

伊達政宗の胸像

伊達政宗胸像

仙台市博物館の館庭に設置されている伊達政宗胸像。実は、元々仙台城跡の本丸跡に設置されていた伊達政宗騎馬像の一部なのです。

騎馬像が設置されたのが1935年。その後、戦時中の金属供出で騎馬像は撤去されましたが、戦後に胸から上の部分のみが発見され、今はこちらに設置されたそうです。現在仙台城跡の本丸跡にある騎馬像は、戦後に同じ型を使って造られた2代目という事になりますね。

本丸跡の騎馬像はとても高い場所にあるのですが、こちらは目線の高さに設置されてますので、ぜひ近くから伊達政宗のお顔をご覧ください。

2018年 春の常設展示のおすすめ その1

慶長遣欧使節 展示

仙台市博物館の常設展は季節ごとに入れ替わり、1,000点ほど展示がされます。

3月31日~5月27日は「国宝・慶長遣欧使節関係資料」の展示が充実しています。ユネスコ記憶遺産に登録されている「ローマ市公民権証書」「支倉常長像」「ローマ教皇パウロ五世像」の3点を同時に見られる、とても貴重なチャンスです!

慶長遣欧使節関係資料とは?

伊達政宗が新イスパニヤ(メキシコ)との通商及びローマよりの宣教師招聘を目的とし、家臣支倉六右衛門常長以下十数名を欧州に派遣したのが慶長遣欧使節である。船には多数の宣教師ほか約180人が乗船し、慶長18年(1613)9月、月の浦より出帆した。太平洋を横切り、メキシコを経て、イスパニヤ・ローマに行き、帰途はメキシコよりルソンに寄港して7年後の元和6年(1620)8月帰朝した。だが通商、宣教師招聘についての確答は得られず、また滞欧中、幕府はすでにキリスト教を禁止しており、所期の目的は達せられなかった。

この資料は伊達家及び仙台藩切支丹改所に伝来したもので、すべて常長が持帰ったものである。

引用元:宮城県WEBサイト 宮城県の指定文化財

ローマ市公民権証書

ローマ市公民権証書

支倉常長がローマ市議会からローマ市民としての権利を与えられ、貴族に列するという事が記されています。左上に見える「逆卍」は支倉常長の紋章です。

文中には「SANDAI(仙台)」や「VOXV(奥州)」「IDATE MASAMVNE(伊達政宗)」といった文字が書かれています。ローマ市公民権証書は、慶長遣欧使節の他の7人にも与えられましたが、残っているのはこの資料だけです。

ローマ教皇パウロ五世像(左)と支倉常長像(右)

ローマ教皇と支倉常長

写真右側の支倉常長がキリストに祈りを捧げる姿は、教科書などで目にしたことがあるのではないでしょうか。その実物が展示されています。

この支倉常長像ですが、当時キリスト教を禁じていた(禁教令)こともあり、仙台藩に没収されてしまいます。ですが、そのおかげで現代まで保管されていた、という見方もありますね。

2018年 春の常設展示のおすすめ その2

具足3体

現在(2018年4月)、常設展のコーナーのひとつとして「仙台藩の武器・武具」をテーマに展示がされています。

政宗が家臣に与えた「黒漆五枚胴具足」(写真中央)のほか、上杉謙信所用と伝わる具足(写真右)、仙台藩6代藩主・伊達宗村の「黒漆鳩胸五枚胴具足」(写真左)の3領を展示中です。
※この具足の展示は5月27日までです。

この3領の具足のほか、5月15日~27日の期間限定で政宗所要の「黒漆五枚胴具足」と「山形文様陣羽織」(いずれも重要文化財)が展示される予定です。

上杉謙信所用と言われる「朱皺漆紫糸威六枚胴具足 三宝荒神形兜付」。珍しい兜が付いた具足で、もと上杉家家臣の登坂家から伊達家に献上されたと伝わるものです。

伊達宗村の「黒漆鳩胸五枚胴具足」

仙台藩6代藩主・伊達宗村の「黒漆鳩胸五枚胴具足」。兜や篭手(こて)の白い皮でできた部分は、もともと熊の毛で覆われていたもので、近くで見ると残っている熊の毛も見ることができます。

大人も子供も楽しめるプレイミュージアム

プレイミュージアム

郷土玩具などに触れて遊んだりすることで歴史や文化を体験できる「プレイミュージアム」は、小さなお子様も楽しむことができます。

兜 レプリカ

伊達政宗の兜をかぶって、記念写真を取る方も多いようです。

プレイミュージアムイベント

プレイミュージアム内では参加無料のイベントが開かれており、取材に行った日には「投扇興(トウセンキョウ)」という、扇子を的に向かって投げる昔からの遊びを体験することができました。

※イベントは時期によって異なります。詳しくは仙台市博物館までお問い合わせください。

観覧料(常設展)

料金
一般・大学生  460円(団体 360円)
高校生  230円(団体 180円)
小・中学生  110円(団体 90円)

※どこでもパスポートをお持ちの小・中学生は「観覧券売場」でパスポートをご提示することで、常設展・企画展・特別展すべて無料で観覧することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。仙台市博物館の一番の見どころは伊達政宗や支倉常長などの貴重な資料ですが、仙台市や宮城県にまつわる多くの資料を展示しているので、自分たちが住む街がどのように造られたのかなども知ることができます。

観光でいらした方も、お近くにお住まいの方も、ぜひ一度足を運んでみてください。

※博物館常設展内の撮影は個人で楽しむ目的に限られています。(インターネット上へのアップロードを含む)
今回は特別に許可をいただいて撮影・掲載させていただきました。
また、フラッシュの使用、特別展・企画展での撮影は禁止されています。撮影の際には、博物館へご相談を忘れずにお願いします。

           
名称 仙台市博物館
住所 宮城県仙台市青葉区川内26
電話番号 022-225-3074
営業時間 9:00~16:45 (入館は16:15まで)
定休日 月曜日 (祝日・振替休日の場合は開館) 祝日・振替休日の翌日 (土・日曜日、祝日の場合は開館) 年末年始
平均予算 -
クレジットカード -
最寄駅 地下鉄 国際センター駅
アクセス 国際センター駅の南1番出口を出て、南へ進み仙台国際センターの正面まで進みます。仙台国際センター入り口前の交差点から横断歩道を渡り、右折。すぐ左手に仙台市博物館の入口があります。
駐車場の有無 有り
駐車場に関するコメント 普通車:50台 バス:5台