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仙台駅

2018.3.27

急に家族が亡くなったら・・・残された家族がやるべき葬儀や手続きについて

いつか必ず訪れる家族との別れ。悲しみの中、残された家族には、すぐにやるべきことがたくさんあります。

先日、私の父が亡くなり、兄が葬儀の喪主を務め、それをサポートする形でしたが、葬儀の準備を行い、役所への届出や申請をし、残った財産についての手続きを行ったりと、初めての経験が数多くありました。その時に行ったことや感じたことをここにまとめて、少しでもこの記事を読んだ人に役立てていただければと思います。

1.とにかく家族・親戚へ連絡を

状況の確認と連絡をしましょう

私は三人兄弟の二男で、弟からの連絡で父が亡くなったことを知りました。両親は離婚しており、父は一人暮らしでした。父の務める会社の方が、無断欠勤し連絡のつかない父を捜しに、自宅へ様子を見に来て発見されました。そこから警察へと連絡していただき、父の携帯から、弟との履歴をもとに警察から連絡が来たようです。

これまで祖父母のお葬式などの印象は、親戚一同が参列し、仲のよかった友人や仕事関係の知人が来るといったイメージでした。

そのため、まずは親戚への連絡だと思いました。ただ、連絡先としてわかっているのは父の兄弟のみ。

とにかく父と同じ市内に住む伯父へと連絡を取り、親戚の連絡について相談しました。親戚への連絡はこれで一安心。他県など、遠方から来る親戚もいるため、連絡は早い方がいいです。そこで、今の状況や、葬儀はいつ頃と考えていることを伝えておくとよいでしょう。

併せて確認しておきたい「保険」

親戚への連絡と同時に進めていただきたいのが、どんな保険に入っていたかの確認です。これは必ず早い段階で行ってください。

その理由は葬儀にお金がかかるからです。葬儀には、葬儀社に支払うお金の他に、お坊さんに支払うお金もあります。

最近は、家族だけの小規模なお葬式で十数万円でできるプランなどもあるようですが、そうでない場合葬儀社に支払うだけで100万円から200万円はかかることでしょう。死亡保険に入っていると、保険会社によっては手続きの翌日に保険金を受け取ることができるそうです。

あなたにたっぷりと貯金があれば急ぐ必要はありませんが、金銭的に厳しい方は、必ず保険の確認をしてください。

2.葬儀までにやること

まずは葬儀社へ連絡し、日程調整

葬儀社へ連絡ですが、これまで付き合いのある葬儀社があるかどうかを親戚へ確認するとよいと思います。

葬儀社が決まれば、あっという間に話は進みます。打ち合わせの段階で、どこのお寺の檀家か聞かれますので、先祖のお墓がある場合はお寺を伝えましょう

ここでお坊さんへの連絡は葬儀社ではなく、自分たちでするということを知りました。お坊さんの予定を確認し、いったん電話を切り、葬儀社と日程を調整します。

通常は、通夜・告別式・火葬・納骨の順ですが、私たちの場合は、遺体の状態があまりよくなく、葬儀まで5日ほど空いてしまい遺体が持たないため、火葬・通夜・告別式・納骨の順となりました。

葬儀の規模を決めましょう

葬儀社との日程が決まったら、どんな葬儀にするのかを決めます。

参列者がどの程度来るのか考え、会場の規模を決めます。そして祭壇や香典返し、通夜での食事(通夜振る舞い)の量などを決めます。

親戚の数や、友人・知人の数によってどうしたらよいか迷うと思います。私の場合は「せっかく来ていただいた方が、会場に入れないことがあってはならない」ということで、会場は広めのところにしました。もちろん親戚に相談して、祖父母の時にどの程度参列者が来たのかを参考にしました。

香典返しは、お茶やコーヒーなどが定番です。最近はカタログギフトもあります。使った数だけ料金がかかりますが、多く頼んでおいてあまらせてもよいでしょう。

ここまでくれば、見積もり金額を確認して、葬儀社との打ち合わせはいったん終了です。このあとすぐに、葬儀社が案内看板を立ててくれます。こうなると地元の知人などが自宅に訪れますので、対応できるように自宅の掃除を忘れずに行いましょう。

お坊さんと打ち合わせ

葬儀社との打ち合わせがおわれば、次はお坊さんです。

通夜や告別式でお経をあげてもらうのと、戒名を付けてもらう必要があります。私たちの場合は先に火葬なので、火葬前、お通夜、告別式と3回お経をあげてもらうことになりました。

気になるのは、お布施がどの程度になるかということ。ここではお坊さんと面識のある親戚(できれば年長者)と一緒に行きましょう。金額の相場はお寺によって違いますし、初めての経験ではどの程度のお布施を納めたらよいのかもわかりません。以前、どの程度のお布施を払ったのかわかっている人がいるのは心強いです。

お寺についたら、葬儀にかかるおおよその金額や、自分の予算を正直に話すといいと思います。私の場合、あとから知りましたが、相場の半額で引き受けてくれたようです。それでも数十万円かかりました。

死亡届や火葬の手続きをしましょう

死亡届や火葬の許可をもらうために必要なのが、死亡診断書や死体検案書です。

病院で亡くなった場合、死亡診断書をすぐに発行してもらえますが、自宅など病院以外の場所で病気以外で亡くなった場合には、検視が必要で、死体検案書を発行してもらう必要があります。死体検案書については死亡診断書よりも高額になることが多いようです。

私たちの場合は死体検案書で約5万円ほどかかりました。死亡診断書(死体検案書)を受け取ったら、役所へ行き死亡届を行い、そのまま火葬許可申請をし火葬許可証をもらいましょう。

届出窓口(仙台市)

担当課 所在地 電話番号(代表)
青葉区役所
戸籍住民課
〒980-8701
仙台市青葉区上杉1-5-1
022-225-7211
宮城総合支所
税務住民課
〒989-3125
仙台市青葉区下愛子字観音堂5
022-392-2111
宮城野区役所
戸籍住民課
〒983-8601
仙台市宮城野区五輪2-12-35
022-291-2111
若林区役所
戸籍住民課
〒984-8601
仙台市若林区保春院前丁3-1
022-282-1111
太白区役所
戸籍住民課
〒982-8601
仙台市太白区長町南3-1-15
022-247-1111
秋保総合支所
税務住民課
〒982-0243
仙台市太白区秋保町長袋字大原45-1
022-399-2111
泉区役所
戸籍住民課
〒981-3189
仙台市泉区泉中央2-1-1
022-372-3111

改めて、葬儀の案内連絡を

日程と時間が決まれば親戚、勤務先、友人知人などの関係者へ連絡します。これは、家族で手分けして連絡しましょう。

私の場合、親戚関係は伯父が、父の仕事関係は私が、父の友人たちへは弟が手分けして連絡をしました。連絡していると、「○○さんへは連絡したのか?」とか「○○の協会に入ってたからそこに連絡しておけよ」などいろいろと教えてくれるので連絡もれのないようにしましょう。

それと、葬儀の手伝いをすると言ってくれる人が出てくると思います。とても助かるのでありがたく受け、わからないことはとにかく相談しましょう。

遠方から来る方には、宿泊場所や、移動手段などの手配を忘れずに!

葬儀当日

通夜が始まれば、あっという間に納骨まで進みます。喪主をはじめとした家族がすることは、参列者への挨拶くらいです。通夜、告別式も滞ることなく進むでしょう。何も心配いりません。全て葬儀社に任せてください。参列者の方と一緒に、故人の冥福を祈りましょう。

私は通夜の後の食事の時、参列者の方の話から、自分の知らなかった父の姿を教えてもらうことができてよかったです。喪主の挨拶なども難しい言葉を使う必要などは全くないので、参列者の方への感謝の言葉を伝えましょう。

3.葬儀が終わった後にやるべきこと

電気・ガス・水道の契約について

私の場合は父が一人暮らしで、すべて銀行からの引き落としとなっていました。

このままでは口座凍結により引き落としがされませんので、速やかに名義変更を行うことが必要です。

仙台市にお住まいの場合の主な連絡先は以下のとおりです。

  • 仙台市ガス局  TEL 0800-800-8977
  • 東北電力    TEL 0120-175-466
  • 仙台市水道局  TEL 022-748-111

電話・インターネット等の契約について

電話回線やインターネット回線、プロバイダ料金など、月額使用料がかかるものについては、不要であれば解約手続きを行いましょう。

給付金申請

国民健康保険に加入していた場合は「葬祭費」、社会保険に加入していた方は「埋葬費」の給付を受けることができます。忘れずに申請しましょう。

国民健康保険「葬祭費」

  • 給付額
    自治体によって異なり1~7万円
  • 申請期限
    死亡日又は葬儀を行った日などから2年以内
  • 必要なもの
    故人の保険証・葬儀の領収書・申請者の印鑑・振込先
  • 申請窓口(仙台市の場合)
    お住まいの地域の窓口への申請となります。
お住まいの区 担当課 所在地 電話番号(代表)
青葉区 青葉区役所
保険年金課
〒980-0011
仙台市青葉区上杉1丁目5番1号
022-225-7211
宮城総合支所
保険年金課
〒989-3125
仙台市青葉区下愛子字観音堂5番地
022-392-2111
宮城野区 宮城野区役所
保険年金課
〒983-0842
仙台市宮城野区五輪2丁目12番35号
022-291-2111
若林区 若林区役所
保険年金課
〒984-0811
仙台市若林区保春院前丁3番地の1
022-282-1111
太白区 太白区役所
保険年金課
〒982-8601
仙台市太白区長町南3丁目1番15号
022-247-1111
秋保総合支所
保健福祉課
〒982-0243
仙台市太白区秋保町長袋字大原45番地の1
022-399-2111
泉区 泉区役所
保険年金課
〒981-3133
仙台市泉区泉中央2丁目1番地の1
022-372-3111

年金受給の停止や未支給年金の請求、遺族年金受給申請も同じ窓口になります。併せて手続きを済ませるのがおすすめです。

社会保険「埋葬費」

  • 給付額
    5万円(法定給付)保険組合によって法定給付だけでなく付加給付金追加の場合があります。
  • 申請期限
    死亡日又は葬儀を行った日などから2年以内。
  • 必要なもの
    亡くなった被保険者の保険証・勤務先への申請書・死亡診断書・葬儀の領収書・申請者の認印・申請者の金融機関の口座番号。
  • 申請窓口
    各保険組合への申請となります。

銀行口座

相続についての連絡を銀行にすることで口座凍結となります。その後相続者への相続手続きが必要となりますので、各銀行窓口へ連絡し相続手続きをお忘れなく。

4.まとめ

長期にわたる病気にしろ、事故などによる突然の別れにしろ、家族が亡くなるというのはやはり悲しいものです。悲しみに暮れている中で葬儀の準備をし、参列者をもてなし、故人をしっかりと送り出すというのは、本当に大変なことです。

今回わかったことは、葬儀の準備や、そのほかの手続きなどは、家族で分担し助け合うことが必要ということでした。

家族の死に備えて準備をするというのもおかしな話だと思いますが、この記事を読んでくれた方のお役にたてるといいなぁと思います。