【お花見名所】必見!塩釜市鹽竈神社にある国の天然記念物「塩釜桜」

宮城県塩釜市にある1,200年以上の歴史と格式ある鹽竈神社(しおがまじんじゃ)は、地域の人々に「しおがまさま」と親しまれ多くの観光客も参拝に訪れていますが、そのご利益やパワースポットとしてだけでなく、宮城県内有数の桜の名所としても人気です。

鹽竈神社の境内には、ソメイヨシノや八重桜などの有名どころから四季桜や関山などの珍しい品種まで、約200本以上もの様々な種類の桜があります。そのなかに、国の天然記念物に指定されている「塩釜桜(シオガマザクラ)」が27本あります。

神社内の桜は例年4月中旬〜5月上旬が見ごろとされていますが、塩釜桜に限っては花期が最も遅く、5月上旬頃と言われています。

今回は、天然記念物指定の塩釜桜と鹽竈神社の桜情報をお届けします。ぜひこの春はご家族やご友人と鹽竈神社に参拝して桜見物をしてみてくださいね。

日本古来の品種・天然記念物「塩釜桜」とは?

http://kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/gallery/tourism.php

シオガマザクラは日本古来の品種と言われており、その歴史は平安時代まで遡ります。堀河天皇の御製(書かれた文章)に「鹽竈櫻」と記されていることから、少なくとも平安時代には品種として確立し認識されていたのではないかと考えられています。その後昭和15年に国の天然記念物の指定を受けましたが、その樹木が高齢のため枯れてしまい、昭和34年に一度指定が解除されたそうです。

しかしながら、貴重なシオガマザクラを絶やしたくなかった鹽竈神社の庭師であった松木操氏が接木(つぎき)を行い、京都の桜研究家である佐野藤右衛門の指導を受けて「塩竈桜保存会」が苗木を育成したことから、その苗木が境内に54本植えられ、昭和62年にそのうちの31本が国の天然記念物として再指定されました。

現在天然記念物に指定されているシオガマザクラは27本で本数は減っていますが、鹽竈神社では現在でも桜の保存に多大な努力をしているとのことです。平安時代から日本の人々に愛でられ愛しまれてきた塩釜桜は、今後もずっと守り続けていきたいものです。

シオガマザクラの特徴は?

シオガマザクラはサトザクラ系の八重桜で、花は淡紅色をした大輪です。八重桜のように花弁が密集して咲くのが特徴で、縦にシワある花弁が3550枚ほどギュッと集まって咲き誇ります。

桜のなかでも一番人気のソメイヨシノとはまた一味違いますが、古来の品種であることがなんとなく伝わってくるような、奥ゆかしさや可憐さを秘めた印象が魅力的です。

桜の見頃は?

シオガマザクラは例年5月上旬が見ごろとなりますので、4月中旬以降その他の品種が咲き誇る姿を楽しみ、その後5月に入ったらまたシオガマザクラを見に訪れると、二度楽しめて良いかもしれません。

天然記念物に指定されたシオガマザクラは境内に27本ありますので、全て見ることができたら何か良いことが起こりそうですね。

鹽竈神社の「花まつり」!

http://kankoubussan.shiogama.miyagi.jp/tourism/

毎年4月第四日曜日に、鹽竈神社では「花まつり」が開催されます。祭典前日に神社に奉還された重さ1トンもある神輿が塩竈市内各地を渡御し、午後8時には、表参道の202段の階段で幻想的な神輿還御を観ることができます。今年(2019年)は428日(日)に開催されます。

花まつりの由縁は、江戸時代に不作が続いた際に氏子が鹽竈神社に祈ったところ、気候も回復して収穫も良くなったので、1778310日に氏子祭を行ったことが起源とされているそうです。当初は「弥生祭」と呼ばれていましたが、明治の改暦以降は4月後半の桜の季節に移されたことから、「花まつり」と呼ばれるようになりました。

通常の神輿は威勢の良い掛け声が飛び交うと思いますが、鹽竈神社の花まつりでは白装束に身を包んだ男性が覆面をして一言も発することなく鐘・太鼓・雅楽が演奏されるなか黙々と渡御が行われます。通常よりも厳かな雰囲気の中執り行われる神輿は、これまたシオガマザクラ同様神聖な印象を受けますね。

鹽竈神社 概要

  • 名称:鹽竈神社
  • 所在地:宮城県塩竈市一森山1-1
  • アクセス:JR仙石線 本塩釜駅より
    表参道(表坂)の石鳥居まで徒歩約15分
    東参道(裏坂)の石鳥居まで徒歩7分
    社務所前まで徒歩で約15分、タクシーで5分
  • TEL:022-367-1611
  • WEB:http://www.shiogamajinja.jp/
  • 駐車場:境内の東側から北側にかけて参拝者専用の無料駐車場が4か所(300台収容)
  • 開門時間:午前5時~午後8時 ※境内の参拝は自由
https://miyagi.machishiru.jpshiogamajinjya

アクセス

36種類の桜をたのしもう!

http://www.shiogamajinja.jp/sakuramap/index.html

桜の季節には毎年「しおがまさま お花見案内」という案内マップも境内で無料配布されます。こちらのマップには天然記念物のシオガマザクラはもちろんのこと、それ以外の36種類全ての桜の所在地が落とし込まれており、お花見見物にとても役立つ内容になっています。

また、実際にそれぞれの桜の木の下を見てみると、「わたしの名刺」という立て看板があり、品種名とその特徴などが簡単に記されていて勉強になります。桜を見て写真を撮るだけでも楽しいですが、こんな風にそれぞれの桜の違いを知って楽しむことができるのが、鹽竈神社ならではの楽しみ方だと思います。ぜひお花見案内を見ながら境内をゆっくり回って、じっくりと観察してみてください。

▼しおがまさま お花見案内のダウンロードはこちら
http://www.shiogamajinja.jp/sakuramap/sakuramap.pdf

一息つけるお茶屋さん「えびや茶屋」

お花見で歩き疲れたら、ちょっと一息できるお茶屋さんに寄ってみてはいかがでしょうか?鹽竈神社の境内には「えびや茶屋」というお店があります。

昔ながらのそれほど大きくないお茶屋さんですが、名物のみそおでん(420円)や三色団子(560円)、甘酒(250円)、そして駄菓子なども販売しています。

お花見の季節は意外とまだ肌寒いので、お団子やみそおでんと温かいお茶で温まるのが良いかもしれません。こちらもぜひお立ち寄りください。ほっこりスポットです。

まとめ

天然記念物「鹽竈桜」だけではなくソメイヨシノや八重桜などのさまざまな桜を一度に見ることができる鹽竈神社。花まつりの時期に合わせて訪れてみてはいかがでしょうか。

鹽竈神社のご利益を得られて、美しく咲き誇る桜たちも楽しめるとあって、贅沢な時間を過ごせることでしょう。宮城県内でも有数のお花見スポットに、ぜひ足を運んでみてくださいね。

編集部

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